ヤマトヨ産業様は、大手レントオールフランチャイズチェーン加盟店としてホーム用品、イベント用品、福祉用具、住宅改修提案などを行うレントオール事業、ヘルスレント事業を行っています。これらの事業に適用すべくレンタル業務システムKAREN-CORE for WEB(以下、KAREN-CORE)を導入して頂きました。今回は、導入経緯や導入効果について、事業部長 白井様にお話を伺いました。
KAREN-CORE 導入以前は、以下のような課題を持っていました。
①一般的な販売管理システムで在庫管理を行っていた為、どのお客様に何の商品を貸出ているのかを正確に把握する事が困難でした。その為、10~20%の余剰在庫を持つ必要がありました。
②貸出単価や貸出料金を営業担当者が個別管理していた為、お客様毎に料金設定のばらつきが発生し、正確な原価率の把握が困難となっていました。
③お客様によっては契約単位毎の一括返却ではなく、複数回に分けて返却されるなど、オペレーションが複雑化しておりミスにつながっていました。
④上記からも分かる通り、正確な在庫数、料金設定、原価などが把握できておらず、経営分析が困難でした。
業務改善効果は多岐にわたりますが、『システムから出てくる数字が信頼できるようになった』点が大きかったです。
具体的には以下のような業務改善効果がありました。
①余剰在庫(10~20%)を最低限に削減する事が可能となり、在庫適正化を実現できました。
②お客様毎にばらつきの発生していた貸出単価、貸出料金を一元管理する事が可能となりました。これにより正確な原価管理につながりました。
③検品ミスや誤出荷を大幅に低減できました。
④商品毎のメンテナンス管理(正常、整備、清掃、修理、廃棄等)のステータス付与が可能となりました。
⑤ほぼリアルタイムでの経営分析が可能となり、営業会議や経営会議向け報告資料の作成工数を大幅に低減できました。また、数年単位での実績をもとに正確な年間目標を立てられるようになりました。
旧システムからKAREN-COREへの切り替えを行った際、担当部門がシステムを使いこなせないという問題が発生しました。習熟度があがると共に3ヶ月ほどで収束しましたが、事前に十分なトレーニングが行うことが重要と感じました。
KAREN-CORE導入時に積み残しとなっていた課題でもあるのですが、RFIDを使った入荷、出荷管理を行いたいと考えています。また、全社一括での入金消込が可能となるよう対応を行いたいと考えています。
レンタル商品の修理、故障等のメンテナンス履歴管理の徹底を行いたいと考えています。また、回転率、修理回数等の集計データから劣化・故障予測を行い、お客様先での故障発生を事前に防ぐ等、顧客満足度向上につなげたいと考えています。
スマートフォン活用等の機能を強化して頂けると嬉しいです。例えばハンディターミナルやRFIDリーダーの代わりにスマートフォンを活用できれば、初期投資を抑える事につながります。
ヤマトヨ産業株式会社様、貴重なご意見・ご感想ありがとうございました。