プラス02様は、イベント・コンサート会場やテレビ番組での映像撮影・録音全般に関わる、「映像撮影技術サービス」の提供を行っています。 また、映像撮影技術サービスに付帯する「撮影機材レンタルサービス」を行っており、それに適用すべくレンタル業務システムKAREN-CORE SaaS(以下、KAREN-CORE)を導入して頂きました。 今回は、導入経緯や導入効果についてご担当者様にお話を伺いました。
撮影機材レンタルサービスでは、撮影方法やイベント規模、いつ、だれに、どのように貸し出したか、設置作業の規模、お打ち合わせ回数等、様々な条件を考慮した上での総合判断をもとに、料金設定をする必要があります。
ところが、料金設定の基準は担当者の経験的判断に依存しており明確化(可視化)されていませんでした。
その為、『損して得とれ!』といった形での極端な料金設定や、価格交渉の際に根拠となる数字が示せない事で不利につながる等の課題がありました。
また、一般的なレンタルサービス事業者と比較して、機材設置等の付帯作業が伴う為、業務フローが複雑化していた事も課題でした。
一言でいえば『明朗会計』が可能となりました。また、社長の日暮いわく『請求の根拠を明確にできた!』とのことです。
具体的には以下のような業務改善効果がありました。
①料金設定の根拠が明確になったことで、経験的判断に依存した料金設定から脱却できました。
②価格交渉の際に根拠となる数字が示せるようになり、お客様にもご納得いただける提案が可能となりました。
③原価管理、利益率計算の手間が大幅に低減しました。
選定の際、KAREN-COREよりも安価なパッケージやスクラッチ開発など、いくつか候補がありましたが、以下の理由によりKAREN-COREを選定いたしました。
①クラウドサービスの為、自社でのサーバー管理や、5年~10年に一度のシステム刷新の手間から解放されるという点に魅力を感じました。
②利用ユーザーからのフィードバックをもとに定期的にアップデートされるので、『今できない事も将来的にできるようになるかも』という期待感がありました。
③導入教育が手厚いという点に安心感をもちました。
弊社の社風や映像撮影業界特有の風土もあり、『いままで通り自由にやりたい』といった声があがるなど、システム導入の意義を社員に説明するのに大変苦労しました。また、業務フロー変更に伴う一時的な負担増も経験しました。
社員や協力社員の活動履歴を共有しコミュニケーション活性化を促す為、グループウェアの導入を検討しています。また、現場仕事が多いこともあり、スマートフォン活用も必要と感じています。更にその先ではありますが、今以上にKAREN-COREを使いこなし、在庫管理の強化..例えばRFID導入等を行っていきたいと考えています。
今以上に業務の標準化、簡易化を目指すと共に、コア業務以外の部分については、アウトソースする等の施策により、競争力強化を実現したいと考えています。
有限会社プラス02様、貴重なご意見・ご感想ありがとうございました。